今、コロナ禍で自分の働き方を見直し、フリーランスになる方や副業に興味を持っている方が増えています。
クラウドソーシングサイト大手のランサーズの2020年の調査によると、2015年からの5年間で、フリーランスの人口は、約640万人増えているそうです。
しかし、フリーランスになった方の中には、
「このままこの仕事を続けていて大丈夫だろうか?」
「いつまで働き続ければいいのだろう?」
と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめするのが、自分だけのスモールビジネスを作ることです。
この記事では、スモールビジネスの定義や副業との違い、スモールビジネスを作るメリットやデメリットをご紹介していきます。
あなたもスモールビジネスを作って、本当の自由を手に入れませんか?
スモールビジネスってなに?
スモールビジネスに明確な定義はありませんが、一般的には小規模の事業者のことを指します。
例えば、1人で経営する個人事業主や従業員数が少ない企業が、小規模事業者にあたります。
スモールビジネスという概念が発展しているのはアメリカで、2021年の統計では、32,500,000ものスモールビジネスが存在しているんです。
アメリカでは、1人1社と言われるほど、スモールビジネスを持つことが当たり前で、スモールビジネスで人生を豊かにしている人がたくさんいます。
スモールビジネスと副業の違いは?
スモールビジネスは副業と何が違うのでしょうか?
違いは色々とありますが、大きな違いはイメージです。
「私はビジネスとしてラーメン屋をしています。」
「私は副業でラーメン屋をしています。」
あなたはどちらのラーメンを食べたいですか?
もちろん、ビジネスとしてラーメン屋を経営されている方のラーメンを食べたいですよね。
副業はどちらかというと仕事をしながら、片手間でお小遣い稼ぎをしているようなイメージがあります。
一方、スモールビジネスと聞くと、そのビジネスに力を入れていて、あなたに最高の価値提供をしてくれそうな気がしませんか。
このイメージは、相手にはもちろん、自分にも影響を与えます。
「この副業をやろう」というのと、「このビジネスを成功させよう」と思うのでは、アイディアも作業量も変わってきますよね。
もちろん、スモールビジネスと副業には、税金や法律上の違いはあります。
でも、大切なのは、自分がどのようなスタンスで始めるかではないでしょうか。
スモールビジネスの5つのメリット
スモールビジネスには様々なメリットがありますが、ここでは5つに絞ってお伝えします。
・初期投資が少ない
・社会的信用が増す
・節税できる
・好きなときに、好きなところで作業できる
1つずつ詳しくみていきましょう。
自分の強みを活かせる
スモールビジネスは、自分の強みを活かしながら発展させていくことができます。
むしろ、自分の強みを活かせないなら、いくら儲かったとしても、そんなビジネスは辞めておきましょう。
例えば、文章を書くことが嫌いな人にとって、ブログを書くことは苦行でしかありません。
「作業がつらい」と思っていては、ビジネスは発展していきません。
わかってはいても、「ブログで◯億稼ぎました」みたいなフレーズを見ると、みんな盲目的にブログをやりがちですよね。
「自分が好きで好きでたまらない」
「やりたくて仕方がない」
そんな分野でビジネスをやるから、スモールビジネスで幸せになれるんです。
「強みを活かして、幸せに働ける」
「やりがいが持てる」
これは、スモールビジネスを作る大きなメリットです。
初期投資が少ない
何のビジネスをやるかにもよりますが、スモールビジネスを立ち上げる場合、初期投資は少なく済むことが多いでしょう。
今はオンラインでのサービスも豊富なので、初期投資はパソコン1台だけというケースも少なくありません。
コンサルやインストラクターの仕事もZOOMを活用することで、場所を借りる必要もありませんし、デジタルコンテンツであれば店舗もいりません。
今やSNSが集客の大きな要素となるので、広告費もかけずに済みます。
あなたもアイディアさえあれば、あなたも今日からビジネスをスタートさせることができます。
経費が使える
2022年8月に国税庁が発表した文章によると、今後、副業収入が300万円以下の場合は、事業所得ではなく雑所得として取り扱われることになります。
以前は、給与所得と副業の事業所得を通算し、事業所得が赤字であれば、給与所得と相殺し、給与所得額を減らすことができました。
しかし、副業の収入が事業所得ではなく、雑所得になってしまうと相殺ができません。
このため、副業で節税をすることは今後できなくなってしまいますが、スモールビジネスをつくってしまえば、話は別です。
まだ法律が制定されていないので、正確には言えませんが、事業として成り立っていれば、今まで通り、事業所得として扱えます。
副業を辞めて、スモールビジネスを作るタイミングが、今まさに来ています。
社会的信用が増す
スモールビジネスで会社を作れば、個人で動いていた時よりも社会的信用が増します。
わかりやすくいうと、「〇〇会社 代表」と書かれている名刺と、単なる個人名の名刺、あなたはどちらを信用しますか。
おそらく、友達でもない限り、会社名が書かれた名刺の方を信頼するのではないでしょうか。
会社を作ることで、仕事を受注する際の信用度を上げることができます。
自由なライフスタイルが手に入る
スモールビジネスの経営者は、他の誰でもなく、あなたです。
あなたにすべてを決める権利があります。
もちろん、いつどこで働くかも決めることができます。
休む時に、誰の許可も必要ありません。
「好きなときに、好きなところで働く」
「自由なライフスタイルが手に入る」
これが、自分でビジネスを作る最大のメリットなのではないでしょうか。
スモールビジネスの3つのデメリット
スモールビジネスにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
・集客が大変
・相談できる人が少ない
この3つのデメリットを詳しく見ていきましょう。
収入が安定するまで時間がかかる
ビジネスをスタートスタートさせてすぐに稼げる人もいますが、多くの場合、安定した収入を得るまでに時間がかかります。
時間がかかるがゆえに、諦める人も少なくありません。
ただ、早く育ったものは、崩れるのも早い可能性があります。
時間はかかるものと思って、じっくり取り組む覚悟が必要です。
集客が大変
スモールビジネスをしていく人には、有名企業の肩書きもなければ、多くの顧客やフォロワーがいない場合がほとんどです。
私も含め、広告費をかけずに、0から集客をしなければならない人にとって、集客は大きな課題となります。
しかし、今はSNSなどで無料で集客できる時代です。
そういったツールをフル活用して、時間をかけてコツコツやるしかありません。
「1つ1つの作業を楽しんでできるか」
これもスモールビジネスを拡大していけるかどうかのポイントとなります。
相談できる人が少ない
そもそも日本にはスモールビジネスをしている人が少ないので、相談できる相手がいません。
あなたの連絡先リストに、楽しくビジネスをしていて、こんな人になりたいと思えるような人はいますか?
いるのであれば、すぐに連絡をとって、ビジネスの相談をすべきでしょう。
しかし、いない場合は、1人でやるか、相談相手を探すしかありません。
ビジネスをやる上で、迷うことは多々あります。
また、自分のビジネスのゴールが見えないと、走り切ることも難しいでしょう。
ビジネスを立ち上げて軌道に乗せるまでを、1人でやりきれる人はなかなかいません。
相談相手を間違ってしまう場合もあります。
ビジネスをやったことがない人に相談しても何も得るものはありませんし、「君にビジネスなんて無理だよ」なんて逆効果なアドバイスをもらってしまう危険性もあります。
いわゆる、ドリームキラーというやつです。
私は、幸いにも、日本で唯一であろう、スモールビジネス専門のオンラインサロンに入り、日本だけでなく、世界中でビジネスを展開している方からアドバイスをもらいながら、ビジネスを作ることができています。
この環境には本当に感謝しています。
まとめ
アメリカで起こったブームは、数年後に日本にやってきます。
税制も変わり、副業はやりにくくなっていくことは明白です。
そう、個人がスモールビジネスを持つことが当たり前の時代が、すぐそこまで来ているのです。
スモールビジネスは、初期投資が少なく、今日からでも始められます。
1年後、5年後の人生を豊かにしたいという方は、チャレンジする価値があるはずです。
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